水も肥料も与えなくても、人知れず育っていくよもぎ。
春が近づくと、アスファルトの隙間からも顔を出すくらい、たくましい植物です。
京都・大原野神社のふもとでは、かつて「大原野よもぎ倶楽部」という活動があり、そんなよもぎを地域の方々と育てていく取り組みが行われていました。
昨年3月に一度活動を終了したものの、現在は私たちstudio DANNがその思いを受け継ぎ、地元の高校生や近所の人たちに助けられながら、少しずつこの活動を育てています。
大原野神社の茶店「春日乃茶屋」の久井二三重さん。右も左も分からなかった私たちに、よもぎのいろはを教えてくれる、お茶目なよもぎの先生。
よもぎと過ごす時間には、豊かな余白があります。
近所の高校生としゃべりながら草を抜いたり土から出てきた生き物や彼らの痕跡をまじまじ観察してみたり…
ときには畑の脇に咲いたカモミールを摘んでお茶にしてみることもあります。
よもぎを育てるというより、よもぎに導かれて思いがけない豊かさに出会う、そんな営みかもしれません。
来年からは、ひとうねオーナーも募集予定。
この場所をより多くの人たちと分かち合い、色んな気づきを共有できたら嬉しいです。
畑仕事が初めてでも大歓迎。
気になる方は、お気軽にご連絡ください!